MathJaxの設定
Mathjaxは便利だが、LaTeXで使える機能がすべて使えるのか、というところが気になるところです。
これは子テーマの設定を使ってHEADタグにいろいろと設定を書くことができるようです。
$$で数式を記述する
まずは普通に$マークで数式を使えるようにする方法。
MathJax.Hub.Config({tex2jax: {inlineMath: [['$','$'], ["\\(","\\)"]]} });
Javascriptで設定の情報を送ります。これで$マークで囲う方法も今までの方法もどちらも使えます。
数式に番号を自動的にふる
MathJax.Hub.Config({
TeX:{
equationNumbers: {autoNumber: "AMS"} }];
これでequation環境の数式に自動的に番号が振られることになります。これを使えば、LaTeXコマンドの\labelおよび\refを用いて数式番号を本文中に用いることができるようになります。
マクロの定義
これが一番、PDFからMathJaxへの移行で不安だった点ですが、マクロを多用していたのでこれが使えないとなると大幅な書き換えをする必要がありました。
MathJax.Hub.Config({
Macros:{
met: "{\\mathrm{[m]}}",
sqmet: "{\\mathrm{[m^2]}}",
cbmet: "{\\mathrm{[m^3]}}",
cm: "{\\mathrm{[cm]}}",
sqcm: "{\\mathrm{[cm^2]}}",
cbcm: "{\\mathrm{[cm^3]}}",
mps: "{\\mathrm{m/s}}",
km: "{\\mathrm{[km]}}",
kph: "{\\mathrm{[km/h]}}",
difft: ["{\frac{\\partial #1}{\\partial t}}",1],
Difft: "{\\frac{\\partial }{\\partial t}}",
difftt:["{\\frac{\\partial^2 #1}{\\partial t^2}}",1],
Difftt:"{\\frac{\\partial^2 }{\\partial t^2}}"
}];
など、実際はもっとたくさんのマクロを定義しています。
パラメータを取るマクロも上記のように書くことができます。
MathJaxは結構使える!
というわけで、LaTeXで書いている環境とあまり変わりなく書いていくことができます。
あとは、図表の挿入方法が変わるくらいでしょうか。pngファイルなどで図表を作っていた方にとってはほとんど変わらないかと思います。epsファイルやPDFファイルを作って図表を挿入していた人は、とりあえずスクショを撮って(Win+SHIFT+W)、それをメディアにアップロードすればよいかと思います。
またほかに有益そうな情報がわかった場合は記事にします。
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